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エクアドル:日本人夫妻が特急誘拐に遭って死傷

2014年01月06日

2013年12月28日夜、エクアドルの最大都市グアヤキルで旅行中の日本人夫妻が、夕食後、ホテルに戻るため流しのタクシーを拾って帰る途中、タクシーに乗り込んできた男2人組に銃撃され、1人が死亡、1人が重傷を負った。捜査当局は犯行グループが「特急(短時間)誘拐」をもくろんだが、抵抗されて殺傷に及んだものとみている。

中南米各地では、タクシー等の車を利用した際に一時的に拉致されて強盗被害にあったり、金品を要求されたりする犯罪が多発しており、特急誘拐と呼ばれている。日本外務省によると、エクアドルでは、2012年上半期に811件の誘拐事件が発生し、その約3割はグアヤキルやキトといった都市部におけるタクシーを使った特急誘拐とされる。2010年には日本人が被害者となる特急誘拐も複数発生した。

エクアドルでは経済の低迷もあり治安が悪化しており、旅行に際しては、外務省の渡航情報や在外公館のHPに掲載されている治安情報等により最新の治安状況を確認することが望ましい。また、犯人は通常凶器を所持しているので、万一、襲われた場合は、抵抗しないなどの注意が必要だ。 (森 英二)


注:本ニュースは、海外に渡航・滞在される方が、ご自身の判断で安全を確保するための参考情報です。ニュースを許可なく転載することはご遠慮下さい。

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