第9回 OSCMA「危機管理人材育成講座」(オンライン講座)のご案内
2020年11月18日
海外危機管理の担当者として必要な知識を、講義やディスカッション、ワークショップ等を通じて具体的に学ぶことを目的とした「危機管理人材育成講座」のご案内です。
今年最後の講座は犯罪学です。犯罪学には、犯罪者が犯行に及んだ原因を究明し、それを除去することによって犯罪を防止しようとする「犯罪原因論」と、犯罪の機会を与えないことによって犯罪を未然に防止しようという「犯罪機会論」があると言われています。
後者は、犯罪が成功しそうな場所・状況・環境に着目するため、犯罪に遭遇する可能性を下げることに主眼を置く企業のリスク管理には非常に有益な理論だと考えられます。そこで今回の講座では、日本の犯罪学における犯罪機会論の第一人者である小宮信夫教授に、この理論を通じて「犯罪の起きやすい場所・風景を知る」ことの重要性について解説していただきます。
また希望者には、当日小宮先生が「犯罪機会論に基づく現地診断」を実施致します。海外現場や事務所などの周辺状況をGoogleストリートビューとGoogleアースを利用してオンラインで確認し、犯罪の起きそうな危険な場所がないか診断していただきます。「〇〇領事館の周辺を診断してほしい」、「〇〇工場の周辺で警戒すべき場所を教えてほしい」、「社員が多く住む〇〇地区は歩いてもいい場所でしょうか」など、参加者のご質問に小宮先生がオンラインで診断をしながらお答えいただきます(現地診断をご希望の方は事前に診断を希望される場所の住所をお知らせください)。
皆様のご参加をお待ちしております。
NPO法人海外安全・危機管理の会(OSCMA)
代表理事 菅原 出
代表理事 菅原 出
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